大手電力から新電力の乗り換えるのは簡単です。
基本的には以下の3ステップとなります。
- ステップ1新電力を選ぶ
- ステップ2サイトで申し込む
- ステップ3電気の購入先が切り替わる
新電力を選ぶ
乗り換え先の新電力を選ぶときに何を重視するかは人それぞれですが、基本的は以下の点をチェックしておきましょう。
- 運営元
- 電源構成
- 料金
- 支払い方法
- 契約期間と解約金
- キャンペーン特典
運営元
新電力の運営元は、大手企業から小規模な企業まで様々です。
ガスや石油、通信の業界の場合は有名企業が運営している新電力があります。
例えば、ガス業界なら東京ガスや大阪ガス、東邦ガス、石油業界ならENEOSや出光興産、コスモ石油、通信業界ならドコモやau、ソフトバンクが提供する新電力です。
知っている会社が運営していると安心感が持てますが、大手企業以外の新電力でも魅力的なサービスを提供しているところがあります。
例えば、Looopでんき(ループ電気)は新電力として実績が豊富で利用者数が多いです。
電源構成
販売している電気の発電方法の割合を示した電源構成をWEBサイト上で開示している新電力もあります。
火力発電がメインのところもあれば再生可能エネルギーの割合が大きいところもあるため、自分が使う電気の発電方法を気にする人はチェックしておくと良いでしょう。
料金
多くの人は電気代を安くしたいから新電力に乗り換えるのではないでしょうか?
新電力のWEBサイトには各プランの料金が掲載されているほか、特定の月の電気使用量を入力することで切り替え後の電気料金がわかる「料金シュミレーション」のコーナーを用意しているところもあります。
乗り換えることで電気代が安くことをアピールしている新電力は多いですが、安くなるかどうかは人それぞれの条件によって異なるため、料金表や料金シュミレーションを活用して料金計算をしてから判断しましょう。
支払い方法
新電力の中には支払方法がクレジットカードのみとしているところもあります。
クレカを持ってない人や口座振替で支払い人は注意しておきましょう。
契約期間と解約金
新電力は、大手電力と同様にいつでも無料で解約できるところが多いです。
しかし、中には契約期間が設定されていて契約期間中に解約すると解約金を支払う必要がある新電力も少数ながらあります。
1年も経たず引っ越すかもしれない人や将来急に引っ越すことになる可能性がある人は、契約期間の設定があるかどうかにも注意しておきましょう。
キャンペーン特典
お得なキャンペーンや契約者特典を用意している新電力もあります。
料金の割引やキャッシュバック、ポイントのプレゼントなどです。
利用先として検討している新電力のサイトにキャンペーンのコーナーがある場合はチェックしておきましょう。
申し込み手続き
申し込みのときは、現在利用している電力会社のお客様番号と供給地点特定番号が必要になります。
これらは検針票やWEB明細など記載されているので事前に確認しておきましょう。
購入先が切り替わるのは手続きが完了した後の次の検針日からで、早ければ翌月から切り替わることもありますが、申し込みの時期が遅い場合は翌々月の検針日からになります。
できるだけ早く乗り換えたい場合は、その月の検針日が過ぎた後の早いうちに申し込むのが良いでしょう。
電気メーターの注意点
上記の3ステップは電気メーターがスマートメーターになっている場合です。
スマートメーターとは通信機能が付いた電力計のことで、昔のように検針員が来訪して電気の使用量を確認することなく通信機能で電力会社が電気の使用量を把握できるようになっているのです。
使用量を表示する部分がデジタル式(液晶ディスプレイ型)になっていれば、それはスマートメーターです。
スマートメーターの普及は進んでいるため、ほとんどの家ではスマートメーターになっているはずです。
文字盤がアナログ式(文字盤が回転するタイプ)ならアナログメーターなので、切り替え手続きの前にスマートメーターに交換する必要があります。
スマートメーターへの交換は各地域の大手電力が無料で行い工事の立ち合いも不要です。
新電力に申し込みをすればスマートメーターへの交換は自動で行ってもらえます。
電気の切り替わり
乗り換えといっても、使用する電気はこれまで通り各地域の大手電力の電線を通って供給され、電気メーターなどの設備も変わらず、停電しやすくなるといったこともありません。
電気の品質や使用感はこれまでと同じで、電気の購入先が変わるだけです。
利用者が新電力に申し込みをすると、これまで利用していた電力会社の解約手続きは乗り換え先の会社がやってくれるため、利用者は何もする必要はありません。これは新電力を利用開始した後に他の新電力に乗り換えるときも同じです。
【結論】乗り換えは簡単
これまで利用していたサービスを乗り換えるのは面倒だと思うかもしれませんが、電気の乗り換えはすごく簡単です。
利用したい電力会社を選んで申し込みをするだけなので、それほど手間もかかりません。
これで電気料金が安くなったり、自分の希望に合った電気プランを利用できるなら、乗り換えないのは損です。
新電力は契約期間の縛りが無いところが多く、不満だったら大手電力に戻したり別の新電力に乗り換えることは容易なので、まずは実際に利用してみるのが良いでしょう。
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